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駐車場経営のトラブルは多い!よくある事例と解決策を解説

        
公開日 2024.02.29 更新日 2025.12.08
    
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手軽に始められる駐車場経営ですが、場内での接触事故や利用する人のモラルに起因する、さまざまなトラブルが起こることも珍しくありません。
個人経営ではすべて自力対応となり、オーナーの責任が問われるおそれもあります。

いざというときのために、駐車場特有の問題点や対処法を理解しておくことは、スムーズな経営のために不可欠です。

トラブル事例を集めた本記事を読んで、揉め事の発生を防ぎ、トラブルに冷静に対応しましょう。

駐車場経営で起こりがちなトラブル

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駐車場経営で起こりやすいトラブルにはどのようなものがあるでしょうか?
大きく分けると次の5つのトラブルに集約できます。

 

【駐車場経営で起こりがちなトラブル】

  • ①料金の未払い
  • ②駐車場内での事故
  • ③近隣住民からの苦情
  • ④駐車場の不正利用
  • ⑤ごみの不法投棄

 

関連記事:コインパーキング経営にまつわるトラブルの対処法を解説

トラブル①料金の未払い

駐車場経営のトラブルのなかでも多いのが、この料金未払いに関するトラブルです。

ただし、月極駐車場とコインパーキングではトラブルの内容が異なります。

 

月極の場合は「支払い期日までに支払わない」が主な内容ですが、特に保証人を求めない個人経営の月極駐車場では、賃料の滞納は比較的発生しやすいトラブルです。

これに対し、コインパーキングでは「料金看板の表示がわかりにくい」「料金が思っていたより高かった」といった表示に関するトラブルが多い傾向にあります。

時間帯ごとに細かく時間を区切って料金を設定したり、車室ごとに料金が異なっていたりと、料金体系が複雑なことが利用者の混乱を招いているようです。

 

料金の未払いは、月極駐車場で特に多く、その理由は「コインパーキングのようなロック板もなく、料金を払わなくても出庫できてしまうから」だといわれています。

一方的な契約解除もできないため、料金未払いトラブルを嫌って、不動産業者に管理業務を委託するケースも多いようです。

主な原因

月極駐車場料金の主な未払い原因は、契約者の経済的な困窮や支払いの意思の欠如、契約・管理上の仕組みの不備などが挙げられます。

 

機器類に取り囲まれたコインパーキングの場合は、意図的な不正行為と不注意・不測の原因の2つに大別できます。

前者は乗り逃げやロック板を回避する行為、ナンバー隠し、後者は精算機の不具合、機器の故障、精算方法の不理解、突発的な原因による支払い忘れなどです。

解決策

月極駐車場もコインパーキングも、集金業務やお客様の対応業務等、運営管理業務を委託していれば、これらのトラブルは委託業者が対応するため、オーナー様の手間はありません。

個人で経営する場合には、以下の対応策を実行しましょう。

 

まず、月極駐車場の駐車料金の未払いや滞納には、賃料を一括前払いに変えたり、保証人を求めたりする方法が有効です。

コインパーキングの表示に起因した料金トラブルは、わかりやすい料金表示にすることで解決します。

トラブル②駐車場内での事故

駐車場内で起こり得る事故トラブルとは、車同士の接触事故、車と人の接触事故、壁やフェンス、駐車場設備と車の接触事故などが代表的なものです。

 

ともあれ、狭い駐車場内で車両が行き来すれば、車両同士の接触事故も発生しがちです。
駐車場内で、人身事故や車両事故が起きれば駐車場オーナーの民事責任が問われることもあるので、事前にできるだけの手を打っておきたいところです。

 

機材や設備の破損がひどいと修理に時間がかかり、その間閉店を余儀なくされて、収益に打撃が及ぶおそれもあります。

主な原因

駐車場内事故の主たる原因は、操作の誤りと安全確認の不足です。

駐車場に出入りする際の周りへの注意不足、狭い場所での内輪差や死角の見誤り、歩行者の安全不確認、さらにはペダルの踏み間違いなど事故の態様はさまざまです。

解決策

駐車場をつくる前であれば、事故が起こりにくいレイアウトにすることです。

駐車場の規模ごとに、車室や車路に規定のサイズが設けられているので、それに準じて事故が起こりにくいレイアウトと導線にする必要があります。

 

ドライバーサイドとしては、徐行と周囲確認を徹底することが事故の予防に大切です。

ハザードランプの活用や、駐車スペースから出る際にライトを点灯するなど、自身の行動を周囲にわかりやすく伝えることも重要です

トラブル③近隣住民からの苦情

近隣とのトラブルで多いのは、騒音と照明に関するものです。

代表的な苦情として挙げられるのが「照明が明るすぎる」「排気ガスが臭い」「エンジン音やドアの開閉音がうるさい」「深夜の話声がうるさい」などです。
特に、騒音問題は駐車場開設反対運動に発展するケースもあります。

 

確かに、昼夜問わずエンジン音や話し声が聞こえてくるようでは、周辺住民から苦情がくるのも無理はありません。

主な原因

借り主が決まっている月極駐車場よりも、不特定多数が利用するコインパーキングのほうが、こうしたトラブルが起きやすい傾向にあります。

住民としての意識がないことで、近隣住民への配慮が欠けるのが一番の原因でしょう。

解決策

騒音に関する苦情は、駐車場内に掲示板を設置して、利用者に騒音に注意してほしい旨の歓喜を行うしかありません。

排気ガスに関する苦情は、フェンスなどで駐車場を囲うことである程度対処できます。

 

すべての苦情に対応するのは実質不可能にしても、地域に受け入れてもらうため誠実に対応することが重要です。

一番良いのは、駐車場の専門管理会社に相談し、適切なトラブル対応のできる体制を整えておくことです。

トラブル④駐車場の不正利用

不正駐車(不正利用)も上位にくることが多い駐車場トラブルです。
なかには駐車場経営が立ち行かなくなるなど、深刻な被害も報告されています。
料金未払い同様、こちらも、月極駐車場でより多くの事例が発生しているようです。

常に巡回しているわけではないため、放置車両や無断駐車などの不正利用が発生しやすい環境といえます。

具体的には、次のようなトラブルが多く発生しています。

 

【駐車場不正利用の例】

  • 契約していない人による無断駐車
  • 契約者が不在の間に目を盗んで駐車
  • スペースからはみ出した駐車
  • 一時利用の駐車場と勘違いして駐車

 

長期間駐車したまま車両を放置されたら、裁判手続きを経てオーナーの負担で強制撤去せざるをえなくなり、大ごとになるでしょう。

駐車場経営の利益が直接損なわれることはもちろん、契約している利用者が、無断駐車されたことで賃料を支払わないといったトラブルに発展する可能性もあります。

 

一方、コインパーキングでも、駐車スペース以外の場所に車を駐車されたり、車を停めたまま放置されたりといったトラブルが報告されています。

こちらも、車両の撤去費用をオーナーが負担しなければならないケースもあり、対策が必要です。

主な原因

駐車場で不正利用が起こる原因は、「料金を支払いたくない」「短時間なら問題ない」という悪意に根差すものがほとんどです。

見回りなどの管理が不十分だと「見つかりにくい」という心理がはたらくほか、機器の故障や利用規約の不明瞭さも不正利用を誘発する原因といえます。

解決策

車両放置や無断駐車などの対策は、定期的な巡回や防犯カメラの設置が必要不可決です。

「無断駐車はすぐに警察に通報します」といった看板の設置も有効です。

また、定期的な場内の巡回も無断駐車を最大限防ぐ効果があるでしょう。

 

関連記事:【コインパーキング】不正駐車への対策方法

トラブル⑤ごみの不法投棄

24時間出入り自由の無人経営の駐車場では、ごみの不法投棄もよく聞かれるトラブルです。

夜間こっそりやってきて、監視カメラの死角に回りながら家庭ごみを捨てていく輩があとを絶ちません。

捨てられるごみは空き缶やペットボトル、ペットの排泄物などなど。

使わなくなった家具や寝具などの大型ごみが投棄されるケースもあります。

 

ごみが散乱し、清潔感のない駐車場は利用者から敬遠され、さらにごみが投棄されやすい環境になります。

近隣住民からも苦情がきますし、粗大ごみともなれば処分代もバカになりません。

不法投棄されたごみを発見したら、速やかにごみを回収するしかありません。

主な原因

駐車場へのごみ投棄の原因は、「廃棄物処理にお金をかけたくない」「ルールを守るのが面倒」という身勝手な動機がほとんどでしょう。

駐車場が管理者の目が届きにくい“無人状態”であることが、こうしたモラルなき行為を容易くしています。

解決策

当たり前ですが、駐車場にゴミを捨てられないようにするには、定期的に巡回し監視の目を光らせるとともに、こまめな清掃を行うしかありません。

管理が行き届いた清潔な駐車場は不法投棄を企む不心得者への無言のプレッシャーとなるからです。

 

また、「ゴミの不法投棄禁止」や「ペットの排出物は持ち帰ってください」などの警告文を入れた張り紙や看板も設置するのも有効です。

広角に映せる監視カメラや、照明を設置し夜間人通りが少なくなるときも駐車場内を明るくすることも、ごみ投棄に限らず防犯対策になります。

 

関連記事:コインパーキングに防犯カメラを設置する理由と必要な機能とは?

駐車場経営でトラブルが起きたときの相談先

自身がオーナーとして運営する月極駐車場やコインパーキングで、トラブルが発生した際、どこに相談すべきでしょうか。
主な相談先は「管理会社」と「警察」の2つです。

 

それぞれ詳しく解説していきます。

管理会社

管理会社に駐車場の運営・管理を委託しているオーナー様であれば、トラブルの相談先はまず管理会社になります。

 

駐車場経営のプロフェッショナルである管理会社は、これまで数多くのトラブルを処理してきており、対処法もマニュアル化しています。
仮に管理会社の手に負えないトラブルでも、警察との連携やその後の対応についてのアドバイスが受けられるはずです。
管理会社を介せば、オーナーと利用者が直接関わらずに済むため、さらなるトラブルを避けられるでしょう。

警察

車上荒らしや事故など、管理会社だけで対応しきれないトラブルは、警察へ相談しましょう。
警察には「民事不介入の原則」があるため、通常は私有地にあたる駐車場内で発生したトラブルには対応できません。

 

ただし、刑事事件に当たる車上荒らしは、私有地内の出来事であっても警察の所掌事務です。
民事の問題でも、警察に相談することは可能なので、民事事件か刑事事件か判断がつかない場合は、一度警察へ相談するのがよいでしょう。

駐車場経営でのトラブルを未然に防ぐポイント

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ここまで代表的な駐車場トラブルの対処法について解説してきました。
トラブルが発生したら、適切に対処することが大切ですが、それだとどうしても対処療法になりますし、経営へのダメージは発生してしまいます。
駐車場経営の特質上、トラブルの完全防止は難しいでしょうが、それでもできる限りトラブルを未然に防ぐよう準備しておきたいものです。

 

そしてもし、トラブルが起こってしまった際にも、被害を最小限にとどめるよう考えておくとよいでしょう。
駐車場の管理・運営を専門業者に依頼する場合は、経験を積んだ信頼のおける管理業者を選ぶことをおすすめします。

 

また、土地オーナーと管理会社とのあいだでも、管理や賃料の扱いを巡るトラブルというのはよくあります。
特に、管理会社の運営がずさんで、近隣から直接オーナーに苦情が来たり、管理会社の甘い収益見通しのせいで、いきなり賃料値下げを要求されたり、といった話が聞かれます。

 

駐車場運営のノウハウやデータが豊富にあり、しっかりとしたマーケティングに基づく賃料を提示する会社は、賃料値下げという由々しき事態を回避する努力をしてくれます。

こういう会社であれば、安心して任せられると判断してよいでしょう。

 

以下で、トラブルを防ぐための方法を2つ取り上げました。

シミュレーションを念入りに行う

駐車場経営を検討する場合は、始める前のシミュレーションを欠かさずに行いましょう。

 

たとえば、立地です。
駐車場経営でトラブルを防いで安定した収益を上げるには、立地にこだわることが重要です。

 

検討している土地に足を運び、「どのくらいの人数が、どの時間帯に、どのような目的で訪れているか」といった点で調査しましょう。
どのくらいの時間で車を停める需要があるのか? という観点でも、深く分析することが大切です。
平日や休日、昼や夜といったように、調査の時間や曜日を変えることも欠かせません。

資金に余裕をもっておく

駐車場経営は、ほかの土地活用と比べて初期費用はかかりませんが、土地の舗装工事費や設備費といったように、さまざまな費用が必要になります。
最初の収支シミュレーションを甘く見積もると、赤字経営が続いて事業を畳まなければならない結果につながるおそれもあります。

 

開業にかかる費用だけでなく、開業後のランニングコストも計算に含めて、綿密な収益シミュレーションを立てることが重要です。

駐車場経営でトラブルが起きた際に避けるべき行為

最後に、駐車場経営において不法駐車や放置車両といったトラブルが発生した場合に、避けるべき行為を紹介します。

ご自身での車両の撤去

駐車場を経営していくうえで、不法駐車や放置車両を見つけるとなるべく早く対処したいと考えるでしょう。しかし、“自力救済の禁止”とよばれる法的な原則により、自己判断で勝手に車両を撤去したり移動させたりすることはできません。

 

自己判断で車両を撤去、あるいは移動させた場合には、損害賠償請求を受ける可能性があります。
たとえ無断駐車をしている場合でも、ご自身では何もせずまずは警察に連絡をしましょう。
その後、運輸支局などを通じて車の所有者を特定し、内容証明郵便を送付して撤去を依頼してください。

 

所有者に周知しても反応がない場合には、法的手続きへと移行することになるため、弁護士に相談しながら進めることをおすすめします。

張り紙やタイヤロック

不正駐車に対して、すぐに取れる対応が張り紙ですが、車体に貼り付けることは避けましょう。
テープを使うと、車体に傷がついたり跡が残ったりして、新たなトラブルへと発展するおそれがあるためです。
張り紙を使いたい場合は、ワイパーに挟む対処にし、内容もあくまでも警告文にとどめる必要があります。

 

ほかにも、出庫できないようにするために、道具を使ったタイヤロックもご自身の判断でやってはなりません。
車両を発進できないようにする行為も、自力救済にあたるため、逆に損害賠償を請求されるかもしれません。

 

違法行為に対して迅速に対応したいところではありますが、冷静かつ合法的に対応することが大切です。
少しでも判断に迷った場合は、管理会社や弁護士といった専門家に相談することをおすすめします。

駐車場経営トラブルへの対処法を身につけよう

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駐車場経営で起こりやすいトラブルは無断駐車などの不正利用、精算機やロック板など機器の故障、騒音・照明・ゴミ投棄などを巡る近隣住民からの苦情などさまざまです。

 

これに対する解決・予防策としては、定期的なメンテナンスと清掃・見回りの実施、防犯カメラの設置、告知看板の掲示といった対策があります。

 

駐車場を経営するうえでトラブルは避けて通れないもの。

どういったトラブルが考えられるのか知っておくことで、実際に何か起こった場合にもある程度冷静に対応することができます。

本記事で紹介した対処法で突発事態の予防に努め、トラブルが起きた場合はしかるべき手を打ちましょう。

 

コインパーキングの経営を始めてみたい方は、ユアーズ・コーポレーションにご相談ください。

場内の清掃や機器のメンテナンス、トラブル対応まで一括で対応し、あなたの駐車場経営をサポートいたします。

 

コインパーキング経営ならユアーズ・コーポレーション

コラム監修者

太田 佳里

太田 佳里(オオタヨシサト)

株式会社ユアーズコーポレーション

パーキング事業部 マネージャー

宅地建物取引士 2級土木施工管理技師

<略歴>

駒澤大学を卒業後、不動産業界へ就職

<コメント>

弊社では創業から50年不動産の有効利用、資産管理を一貫して行ってまいりました。土地活用のエキスパートとしてオーナー様のご要望にお応えするサービスの提供を行ってまいります。
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