第119回「コインパーキング経営でローンは禁物?土地なしで始める場合のポイント・注意点を解説」
土地を持っていない状態で、コインパーキングの経営を始めたいという人もいるでしょう。
土地なしで始めるときに気をつけたいことが、土地の購入でローンを利用しないということです。
なぜ借り入れを利用してはいけないのか、理由を解説してから、土地なしで駐車場の運営を始めるときのポイントと注意点もご紹介します。
■土地なしでコインパーキング経営するならローンは禁物?
土地をローンで購入する危険性について解説します。
・土地は現金で購入すること
土地なしでコインパーキングの経営を始めたいなら、土地はローンではなく現金で購入しましょう。
ローンを利用すると、利息分を含めた返済額が、売上額を上回る可能性があるためです。
完全に自己資金で購入することを基本としてください。
・コインパーキングは収益性が低い
土地を現金で購入するべき理由は、コインパーキングの収益性の低さに理由があります。
固定資産税をわずかに上回る程度の収益性だと言われており、ローンの利息分も含めれば赤字になる可能性も考えられます。
少しでも収益性を高めるために、現金で土地を購入しましょう。
■コインパーキング経営を土地なしで始める場合のポイントと注意点
土地なしでコインパーキングの経営を始めるときの、ポイントと注意点についてそれぞれ解説します。
・土地なしでコインパーキング経営を始めるためのポイント
最も重要なことは安価な土地を購入するということです。
収益性の低いコイン式パーキングを経営するなら、土地へのコストはなるべく抑える必要があります。
状態が悪い、形状がいびつなど条件の悪い土地でも、安価な土地を購入したほうが成功しやすいでしょう。
・土地なしでコインパーキング経営を始めるときの注意点
コイン式パーキング用の土地は、後々売却しにくいことに注意してください。
駐車場用として購入した安価な土地は他の用途で使いにくく、なかなか買い手が現れないこともあります。
将来的に手放す予定があれば、売却しにくいということを念頭に置くことが必要です。
■コインパーキング経営でのローン利用は厳禁
コインパーキング経営は収益性が低く、土地の購入でローンを利用してしまうと、利息分も含めた返済額で赤字になる可能性があります。
そのため、土地を持っていない状態から始める場合でも、土地は手持ちの現金で購入するようにしてください。
ただし、コインパーキング用の土地は安価な土地で問題ありません。
無理のない金額で購入できる土地のほうが向いている場合も多く、高額な資金は必要ないため安心です。
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